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私(メジロスミス)の空手仲間Aさんのことを話します。
前に在籍していた道場での話ですが、久しぶりにAさんが来ました。転職してお仕事の時間帯が合わなくなり、年に一度、寒稽古の週しか道場に来られないそうです。
しかしその「1年ぶり」の稽古がとてもそうは見えなくて、他の皆も驚いていました。
大人の場合、数か月のブランクで極端に体が動かなくなるのが普通ですが、Aさんは同じ黒帯の中でスピードも力強さも全く見劣りせず汗びっしょり。アラフォーという若さはあっても不思議で、どうしたらそんなに動けるのか聞いてみました。
すると「ずっと走っているんです」という答えが返ってきました。
海より深く納得。
それだけ、走ることって全ての基本なのだ。
あまりに感動したので片っ端から友達つかまえてはAさんのことを喋っていました。
後日わかったことがあります。
Aさんの走りとは、週末ジョギングとかいうレベルではなく走り込み。ハマって近年はトレイルランニング(舗装道路以外の山野を走るもの)の大会に出ているそうです。
これを知った後も私は、あまりに鮮烈なイメージだったため、走ることに幻想を抱いたまま過ごしております。
つまりコロナ禍で空手ができなくても、走っていれば。
たとえちょこっとでも、走っていれば。
少しはいいことがあるかもしれません。