招集係 覚え書き(後編)

2022年4月28日

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招集係 覚え書き(前編)の続きです)

組手の全試合と型の予選は、紅白戦(1対1)によるトーナメント制、勝ち抜き戦です。

私たちは習わしでトーナメント表のことを「山組み」と言います。

コート係にとって「山組み」の見方こそが避けて通れない鉄則。

慣れれば簡単、コツは2つだけ!


1.シードを読め

シードとは駅伝などで聞きますがここでは「1回戦には出ない選手がいるので気をつけろ」と理解してください。

例で説明します。(アルファベットは選手名)


何も知らないでパッと見ると、第1試合は「とにかく1番上のAさんが誰かと対戦する」と思いがち。それは違う。

Aさん、Jさん、Mさんはシードで1回戦は無し、2回戦からしか出ません。

その日の係の方針によるのですが、招集係はカルガモのあと並んでもらったら、まず「1回戦に出ない人に1歩下がってもらう」など区別すれば進行がラク、混乱が防げます。小学生50人の試合など特に。


2.上から「赤、白」

さあ大切な「赤白の分け方」です。

1回戦はこの図の赤ライン、上から順に5試合。


図↑に赤、白の文字を書き込みました。Bさんが赤、Cさんが白です。そう、

対戦するふたりの、上が赤、下が白。

これがルールです。


では1と2のコツを合わせて2回戦を見てみましょう。この4試合です。


Aさん初登場。「BさんとCさんのどちらか勝った方」と戦います。

その次の試合は勝ち上がった人同士。上が赤、下が白。


もうわかりましたね。ひと山(試合)ごとに赤白は決まっているのです。

ゆえに招集係は朝、プログラム(山組み一覧)をもらったらすぐに、

「赤、白」を書き込めばわかりやすい!



あとはラインマーカーでどっちが勝ったか正しく追うだけ!

勝負が決まったら勝った方に走り寄り「次は白です、赤帯を取って反対側に行ってください」「赤のままです」など誘導します。小学生は手を引いて連れて行きます。シングルカルガモ、スピーディ。

以上で覚え書きおわり。


【ご注意】:1個人の記憶を頼りにした覚え書きです。また試合ごとに要領が変わることがあります。ご了承ください。細かい点など随時更新して参ります。

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