全国大会「団体形」出場します!(後編)

2022年7月8日

t f B! P L

前編の続きです)

まず団体形、言い出しっぺはこの私。
日本を離れることになったKさん(ドイツ女性)が、ギリ全国大会までは日本にいるとわかった瞬間「記念に出ましょう」と誘いました。
3人目として乗ってくれたのがAさん。4月の話です。
エントリー直後から師範のご指示で、団体形は慈恩と決まっていました。


そして5月末、竜巻で吹っ飛んだ印象の昇段審査。

質問されてしどろもどろになった慈恩。

しばらく遠ざかっていたい形なのに…
団体形に出る以上、稽古しなければなりません。


私が考えなしだったのは事実ですが「審査に不合格だった場合ああなってこうなって」
と妄想していたら、全力尽くせないです。

6月初旬、審査の恐怖感が残像としてつきまとうのは仕方ないと思いました。
師範や仲間の声が遠くから聞こえる。自分の目の焦点が合ってない感じ。
道場に行くのがやっとでした。


あるとき師範が「タイミングを無理に合わせようとせず、まずは(3人で演武しながらも)1人1人が速く強くベストを尽くす練習。それを繰り返すうちに、自然と息を合わせることができる」とおっしゃいました。

それで昔、先輩から言われた言葉を思い出しました。
「団体形は3人とも、実は自分が一番うまいと思ってるからこそ凄い演武になる」。

団体形の醍醐味は、空気を読んでリズムを合わせることではなく、俺が俺がの競争心、目立とう根性のぶつかり合い。その結果として一糸乱れぬ動きが生まれる…と言われて、団体形への憧れが爆発しました。
芸術は、爆発だ!ってありましたけど、まさに。
同調ではなく爆発、それが団体形。


さてこれを書いているのはなんと試合の前日。

明日は「私はね!慈恩は当分、見たくもないのよ!」という気持ちさえぶつけて演武しようと思います。

またご報告します。

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【追記】
試合の結果はこちらでご報告しています。

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