私(メジロスミス)事ではございますが、このたび総本部にて昇段審査、三段を受けて参りました。
結果は不合格。「形(かた)のみ再審査」になりました。この場合、半年間は再挑戦できないそうです。
当日「撮影禁止」のビラが貼られたため画像はありませんが、ざっくりレポートします。
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こんなに静かな審査は見たことがありません。大勢の団体がいなかったし、付き添いの人数が制限されたのかもしれません。
まず初段の審査(茶帯の人が黒帯ゲットを目指す)がスタート。10数人、子供や若い人が目立ちました。
その間、二段以上の受験者は別フロアで練習しながら待機。鏡スペースの取り合いもなく、謙虚な緊張感。
初段が終わると今度は我々の番。ぞろぞろ移動して審査開始です。
二段は5人くらい?、三段は2人、四段は4~5人、五・六段は3人。(正確に数えることができずご容赦ください)
基本、形、組手の3種目、呼ばれた通りにコートを巡ります。3つが同時進行です。
さて今回、受験者は「組手のかわりにもう1つ形を審査してもらう」という選択もできます。
これは「どの道場もコロナで組手の練習ができなかった期間があるため」加味していただくもので次回も同じとは限りません。
私は組手なしを選択。1つめの形は自分の得意形、2つめ(組手の代わり)はその場で先生から指示された形でした。
問題は得意形の方でして。
今回から三段でも「質疑応答」が加わったのです。
形を終えると若い先生が目の前に。
審査員の先生が「ここの3挙動についてこの敵がどちらの手でどういう攻撃をしかけるのか、自分がどう受けてどう返すのか説明して下さい」などとおっしゃいます。
途中からしどろもどろになりました。
しかも慈恩です。指定形であり、初段でも説明できて当たり前の形です。
不合格を確信しました。
さて結果発表までの小1時間、着替えて広い部屋で待つのですが、これがまあお通夜。最初あまりに静かなのでみんな帰っちゃったのかと思ったら、いた。みたいな。
そしてついに。
「合格者の名前を呼んで会員手帳を返します。呼ばれなかった人は不合格ですので、受付で手続きをして下さい」
まず初段。半数以上が合格した模様で拍手の連続。
「次に、二段」小学生が1人、大人が1人だけ。
「続いて、四段」年配の方が1人だけ。
「以上です!」って。ええー?
つまり15人ほどいた二段~六段受験者のうち、合格者は3人だけ。
みんなで竜巻に飲まれて吹っ飛んだ気分でした。こんな受け身の考え方じゃだめなんですけどね。合格はもらうものじゃない、勝ち取るものだと植木主席師範が今朝おっしゃいました。
猛暑のギラギラが鬱陶しい帰路。
机上の勉強からやり直します。